ポパイ 帰還スル
ポパイ3等歩兵、帰還です。
いきなり消息を絶ってから丸々2日。
2夜を孤独に過ごしてアカンかったのか何なのか、自力で帰ってきました。
ちょっとビッこひいとる。
水曜の午後、たまたま学校関係の用事にて仕事を休み
自宅でアレコレしてたところ
近所の鶏(うちの近所の人はファンシー?な鶏を飼ってる人多し。そこらへんフツーに歩いてたりする。)がコケコケコケーーー!!!!っと、鳴き出しまして。
「あ、鳴いとんな」
と、思ったんですけど気にもせず自分の仕事に没頭してたんですけど
よく聞いてると、そのコケコケ言ってる最後に
「ぐぁっ ぐぁっ」
鶏ではない聞き覚えのある鳴き声がかすかに。
「コケコケコッケッコー」
「ぐぁっ ぐぁー」
「いあや まさか ね」
と、思いはしたものの
一応
「ポパーーーーイ??」
と、屋内から叫んだところ
「ぐぁぐぁぐぁぐぁぐぁぐぁぐぁっっっっっっっーーー(狂気)」
ま
ち
が
い
ね
ぇ
すぐに外に出て、声のする敷地前の道路に出てみると
道路の真ん中をこっちに向かって歩いてくるポパイ
ぐぁーぐぁー言うてた
手塩にかけて育てた我が子の声、聞き間違うこと無し
で、負傷兵として帰還したポパイなんですけど
すぐに家に入れて足をチェックしたものの外傷もみあたらないので捻ったかなんだか。。。スゴく疲れているようで、文句も言わず収納ボックスの中で延々と爆睡です。(上の写真)
(追記:うちの獣医と一緒に診察したところ足の指のジョイントが一カ所腫れてる模様。今はほぼ普通に歩いてます。鳥類のマイナーな怪我の回復は早いなぁ)
憶測なんですけど、行方知れずとなった月曜の夕刻。
「あ、飛んでみよっかな?」
と思い立ったポパイは飛んでみたものの、ちょっと予想以上に飛んじゃって
予想以上の飛距離にパニックになって着陸時に足を痛めたかなんだかして
近所の家の敷地かなんかで、フリーズしてたんじゃないかな、と。
「ここはどこ?わたしはだれ?」的な。
だがしかし、鳥の帰巣本能はすごいもんで、自力で帰ってこれちゃった、みたいな。
バカでも本能GPSで帰れちゃう、みたいな。
鳥GPSはすごいなあ、と、関心しているところです。
もう、ほんとにね、家の前の道路をビッこひきながらもこっちに一生懸命ヨチヨチ向かってくるポパイを見つけたときの感動といったら、「マルコォォォォォォーーーーーーーっっっ!!」(母を訪ねて3千里)ですよ。完全にね、わたし母になってた。子どもなんて産んだ経験はないですけど。もう、絵に描いたような母。もちろん「ポパーーーーイイイイィィィィィ ーーーー!!」って叫んだ。ご近所さんの目もはばからず。
そして楽に想像できると思うんですけど、
もう、ワタシのビジョンは映画の中のクライマックスシーンですよ
ビッこひいてね、向かってくる我が子(カモ)をこの手で包み込むように抱きかかえようと、ちょっと涙で目の前が曇りつつも、母の腕を差し出したわけね。
「ササッッ。。。。」
と、よけたからね、ワタシの手から逃れようと。
ポパイ、ササッと 完全によけた。
なんなら後退してた。
ほんまに、何様なんだ、と。
やっぱりアホやな、カモ。
祝帰還!きゃわゆいなあ、ポパイ。ちょっとおバカなところも(笑)カモがそんなに人に懐いたり帰巣する本能あるなんてオドロキでした。でもこのあとどうするの?義理パパさんのファーム??子離れのタイミングがむつかしいのも人間の子供と一緒だなあ。
ReplyDelete鳥類は幼い頃から世話すると「刷り込み」でめっちゃ懐きますよ。カモは賢くはないので名前とエサぐらいしか分かってないと思うけど。。。なにせよ、本当に可愛いです。
ReplyDelete色々考えてるところなんですけど、このままウチの敷地内に置いておくと思います。もしポパイが飛んでどっか行きたかったら行けばいいし、残りたかったら残れば良いし、ポパイの判断に委ねるカタチで(笑)自分で帰ってこれることが分かったんで、野生に出ても、安全な場所とエサがほしかったら戻ってくるんじゃないかなー?と。