ポパイと過ごした２ヶ月間。

初めて出会ったのは１０月５日

初めて撮ったお前のiphone画像の日付を見れば

あれから　丸々っと２ヶ月




わたしの手のひらの半分にも満たなかった

ちいさな　ちいさな　コガモちゃん




ふわふわで　まん丸

綿毛のような　コガモちゃん






鳥類に興味はありつつも

なかなか身近で世話する機会のなかった無知なわたしに

たくさんの知識と　思いがけない経験をさせてくれた





こんなに純真無垢な生き物がいるんだ、、、と

膝の上でスヤスヤ眠る君をみて思ったことは

一生わたしの記憶から消えることはないだろう






いつもにっこりしてるようにみえる嘴と

呼ぶと必ず　「チラっ」　と

斜め上を見上げるようにしてアイコンタクトをする

君の存在に夢中になった






どんだけうんこをしようが


どんだけ奇声をあげようが


奇声をあげつつどんだけうんこをしようが


くっついて離れなかった幼少期







どんだけうんこをしようが


初めてダイビングをかましてくれたあの日





どんだけうんこをしようが


赤ちゃん羽毛から　立派なフェザーに変わってった日々






庭仕事をしてるときは常にわたしと夫の近くで


一生懸命に自分で獲物を探してた


うんこもしてた


ちょっとコケたりしながら


やっぱりうんこもしてた







すべての動きがコミカルで　何度腹を抱えて笑っただろう


こんなに可愛い生き物であることを教えてくれた


笑顔と　学びのモチベーションをくれた





その代わりに






栄養満点のクランブルと新鮮なお水


定期的な健康診断










そして勿論

惜しみない愛情を与えた















１週間半前のこと







「もうすぐ（野生に）還る時期だね。。」










いきなり羽ばたいて　屋根まで飛んだ君をみて


「そのとき」を予感した







酪農ファームを運営する義父に電話して

彼の広大な敷地内にある

彼の飼っている

鶏とアヒルを放し飼いにしているパドックに

きみを放すことにした




義父の農場にはそういったパドック以外にも

自然の小川や池があり

野生のカモの家族もあちこちで暮らしている

車にひかれる危険はないから

ちょっとおバカでも

野生の中で　自分の力で生きていける






もし君がそこに行きたかったら飛んでいけばいい





生涯の伴侶を自分で見つけて　暮らしてくれたらもっといい







そんなことばかり

ここのところは君のことばかり考えてたよ







それでもやっぱり　君はそばから離れなかったから


うんこもやっぱりしてたけど





わたしは




きみと




もうすこし　一緒にいるもんだと思ってた




















本日


夕刻７時頃



夜寝る時以外は放し飼いにしてあった庭より














ポパイ逃走









しびれをきらして


伴侶を探しに飛んでったようです















ほんの１、２分前に


屋内からの




「ポパイー！」




と、いうわたしの呼びかけに




「ぐぁ！！！！」




と、奇声に近い一声をあげて






それを最後に





消息を絶った。。。。。







生みたてのうんこを残して。。。。。























超そっけない別れじゃね？



ポパイ


なんなのその仕打ち


わたし　超　寂しい